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「観察映画」と「明日備(あそび)」

ナレーションや音響を一切排して、ひたすら取材対象を撮り続けたドキュメンタリ映画を確立した想田和弘監督の映画『演劇1』『演劇2』を渋谷のイメージフォーラムで観てきました。

2本で約6時間。世界的な劇作家・演出家の平田オリザと、彼が率いる劇団・青年団を追い続けたものです。

2本とも終わった後に、幸運なことに監督自らのティーチインがあり、興味深い話を聴くことができました。

彼は映画の仕事をするまでは、TV番組を撮っていました。そこでは、撮影前に取材対象について事前調査し、番組の枠組みをあらかじめ決めてから撮りに行くことを求められたとのこと。

しかし、実際に現場に行くと、想定した枠組みにないおもしろいことが沢山起きる。でもそれを撮って帰ると、「なぜシナリオどおりにやってこないんだ!」とプロデューサーに怒られたそうです。

枠組みに現実を「あてはめる」という本末転倒なことが行われていることに、想田さんは強い違和感を持っており、それがありのままの現実をなるべく撮ろうとする「観察映画」につながったと。

ある枠組みを超えて起きるおもしろいリアリティを最大に活かす。
まさに「明日備(あそび)」だと思いました。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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