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米コダック社の経営破綻で思い出したこと

僕はかつて米ボシュロム社に勤務していました。本社はNY州のロチェスターという都市にありました。本社に出張するときに、俺も遂にニューヨーク出張か!なんて威勢良く出かけたもののNY州はとても広く、マンハッタンからはまったく遠い片田舎の街でした。

このロチェスターを本拠とする最大の企業が、イーストマン・コダック社です。

出張の際、現地でタクシーに乗ると運転手は乗っている間ずっとコダックの話を頼みもしないのにまくし立てました。こんな内容だったと思います。

「お客さん、どこから来たの?あっ、そうボシュロムなのね。ところで、俺のファミリーはじいちゃんも、おやじもコダックに勤めてたんだ。本当に社員や家族の面倒見のいい会社だったよ。ロチャスターの街はコダックに支えられてたんだ。」

「でもねぇ、あるときから変わっちまったよ。すごいリストラをして、おやじもクビさ。それでウチの家族もだめになっちまって、いまはこのザマだ。」

「だから、俺はコダックの製品だけは買わねえ。いいもの見せてやろうか。コレっ!」

降りがけに運転手はおもむろに緑色のハコを取り出して、僕に見せました。それは、富士フィルムの“写るんです”でした。

その後もコダック社はデジタル化に遅れを取り、業績悪化を繰り返して、遂にチャプター11の適用を申請したのでしょうか。世界で初めてカラーフィルムを発売したメーカ-、果たして再建できるでしょうか。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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