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四諦八正道

僕が所属する組織の中で、苦境に立たされ、喘ぎながら見つけた、チームでイノベーションを生むための原則が「創発デザイン 5つのプロセス」で、それを本にしたのが『組織の未来をひらく創発ワークショップ-「ひらめき」を生むチーム 30の秘訣』です。

本の原稿を見て、青木孝一先生から言われました。「Akiの5つのプロセスは、ブッダの四諦八正道(しだいはっしょうどう)とじつは同じ構造になっている」と。そこで授けていただいたのが、以下の構造図であり、本にもそのまま使わせていただいています。

四諦と創発デザインの相似形

四諦八正道とは、ブッダが2500年前に悟ったこの世の真理であり、「四諦」は人間の苦悩が生まれ出るプロセスを分析し、それにどのように対処すべきかを説いた仏教の基本方針です。

1.「苦諦(くたい)」苦しみの本当の姿を直視すること→2.「集諦(じつたい)」その苦しみの本質を明らかにすること→3.「滅諦(めつたい)」苦しみを消滅し、安らぎを知ること→4.「道諦(どうたい)」苦しみを取り除く実践的な方法 そして、「八正道」は道諦の具体的な8つの実践道です。
~仏教学者・佐々木閑氏の著書を参照

青木先生によれば、ブッダの思考の特長は、決して現状を変えようとはしておらず、ただあるがままに現状を見たというところにあるとのこと。悟りとは認識に他ならず、変化のことではない。したがって、外の世界に答えを求めるのではなく、自らの実践を通じて、自らのマインドの中にAnother Wayを見出すことが大事だと。

一方、創発デザインは、2.リアリティをありのままに観る→3.渾沌へ真摯に向き合う→4.新たな文脈を探る→5.いまここの選択に委ねる という流れになります。やはり、現状に対してそれを変えるための対策を打つという考え方ではなく、リアリティをありのままに観ることで、リアリティの新たな異なる側面(文脈)がみえてきて、それを具体的に試行検証していくというものです。

2500年前に生まれたいにしえの偉大な知恵にも力を得て、迷いなくこの道を進んでいく所存であります。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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