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非二元的な考え方

世の中で起きている複雑な事象は、これまで世界を支配してきた二元論思考では解決できない状況にどんどん移行しつつあるようです。

二元論では、原因と結果は二項対立する別個の存在で、結果は原因からの一方向的な帰結(原因→結果)として捉えられます。

一方、非二元的考え方では、原因と結果は二項対立する別個の存在ではなく、一つの存在における二つの側面であるという考え方です。そして、原因と結果は相互依存関係にあると捉えられます。

つまり、世の常識では、「原因がなければ結果はあり得ない」。これはそうでしょう。が、非二元的考え方では「結果がなければ原因は存在しない」とも考えます。原因と結果は相互にかかわりあう関係ということです。

これを、僕が所属する組織風土改革のコンサルティング会社に照らして見てみましょう。社員に元気がない/部門間の壁が高い/競争優位性のある戦略を策定できない/戦略を立てても実行できない/しくみや制度ばかり先行する・・・。これらの事象(結果)は、すべて風土の悪さが原因ですと言ってしまったら、それは知的誠実性に欠ける典型的な二元論になってしまいます。

僕が、風土改革支援を専門にしながら、「風土」とは領域がかなり異なる「戦略」を重点的に取り上げてきたのは、非二元的な考え方を大事にしたいからです。企業組織の中で、風土と戦略はまさに相互依存関係にあるとみています。チームでとびっきりの戦略を創る中で、イノベーティブな風土を醸成することは十分に可能です。

さらに、風土や戦略だけでなく、社員一人ひとりの想い、ビジョン・ミッション、商品・サービス、ビジネスプロセス(しくみ)等も含めたトータルの側面で、相互の関係性を観ていかなければ、未来に向けた問題の発見や解決は不可能だと、僕は考えています。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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