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ムーミンの映画やってまーす!<柔らかな物語に仕立てる>

子どもの頃からムーミンが好きでした。いま原作者のトーベ・ヤンソン生誕100年を記念して彼女の母国フィンランドで昨年制作された「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が日本でも公開されており、先日行ってきました。
http://www.moomins-movie.com/

子どものときはウルトラマンとか仮面ライダーとかヒーローものが多かったのですが、よくわからないながらも、ムーミンはどうも異彩を放っているアニメだということには気がついていたように思います。

勧善懲悪ものでは決してなく、ドラエモンのように道具ですっきり解決もしない。なんかモヤモヤするんだけど、独得の雰囲気や考え方を持ったキャラクターたちが出てきてムーミン谷の日常がちょっと揺らぐみたいな・・・。

いま考えると実はムーミンは現代社会の一筋縄ではいかない複雑なありようをある意味でリアルに表す物語だったのではないかと思うのです。だから何か妙に伝わるものがあったのではないかと。

翻って、ビジネスの世界では、非の打ちどころのない卓越した戦略をトップがズバっと組織内に示し、それを有無を言わせずに実行して市場を勝ち取るみたいなのが理想とされていたように思います。しかし、そんな気持ちのいい世界がいまの世の中で成立するのは至難の業。

そんな時代には、ムーミンのような柔らかな物語を活かす手があるかもしれません。通常、組織の中で戦略や方針が伝えられる場合、それは上位者や専門組織から疑いのない「正しい」答えとして伝えられ、そこに異論をさしはさむことは基本的に許されません。

しかし、物語で伝える場合は、自分の主観も込められるし、その位置づけはあくまでも仮説であり、矛盾や葛藤、あいまいさが残されていてもOKです。違いがあればそこから対話して解決していけばいいからです。

結果としてみれば、正しいものとして命じられたものが、組織内の納得や共感ができないまま捉えられるより、そこに疑問や反対もあり、その後の対話プロセスによって納得や共感を引き出す方が手間はかかりますが、かえって実行に結びつきやすいと言えないでしょうか。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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