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ビジネスとて、「遊び」こそよけれ

2012年11月に、人材情報誌『企業と人材』編集者の友人から頼まれて、従来なかった何か面白い企画を組みたいということで、「明日備(あそび)のマネジメント論」と銘打った特集を組ませてもらいました。そのとき冒頭に掲げた小論がこれです。

“明日備(あそび)のマネジメント論”

クライアントへのコンサルテーション実践経験の中から、なんとなくイメージとしてはあったので、それを前面に出してみました。が、今読み返してみると、全く遊べていないですね。思いっ切り名前負けしているようです。

あれから少し時間が経ち、自分の人生にとって大きな転換点がありました。スコットランドの伝説的エコビレッジ・フィンドホーンで、トランジションタウン活動を日本(第1号が藤野)に持ち帰った榎本英剛さんと出会ったご縁で、2013年12月末に藤野に移住してちょうど1年になります。

このまちは、芸術のまち、森と湖のまち、首都圏からいちばん近いいやしの里山、トランジションタウン・・・等々で一部世間の注目を集めていますが、僕が一番注目しているのは、オトナたちが軽やかに「遊んでいる」ということです。しかも、お金を使わずに、自分たちの知恵や技術をつかってクリエイティブに、そして真剣に遊んでいます。ここはホントに日本かというくらいに・・・。

このまちに来て、はじめて「遊び」の本質に触れた気がしています。

僕なんかが説明するよりも、藤野で児童演劇を創作しているうそまことさんの「新聞」をご覧ください。衝撃を受けました。「遊び」と「仕事」が未分化で、不思議さに満ち満ちています。これこそ来るべき未来にふさわしい新しい生き方の種だと直感しました。

うそまこと新聞(201407)

さて、オランダの歴史学者ホイジンガの古典的名著『ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)』を引くまでもなく、遊びは文化よりも古く、人間存在の本質であるという主張は定説になっています。 遊びを遊びたらしめる要素は、人を夢中にさせる面白さに他ならないようですが、多くのビジネスはいつの間にか、面白さとは無縁の、あるいは対極にさえ位置づけられてきたようにも思います。

モダン(近代)の世界は、効率性や合理性を追求しすぎた感があります。もちろん、沢山の便利さや快適さを恩恵としてわれわれは得たわけですが。でもこの世界観のままで進んでいくと立ち行かなくなる、というか破滅してしまうということは多くの人が、いま既に起きているさまざまな事象から感じ取っているはずです。それが、社会やビジネスを長らく覆っている閉塞感にもつながっているのではないでしょうか。


時代・環境は、「モダンの次」を模索しています。そんな地殻変動の真っ只中にあって、仕事のしかたが従前のままであっていいはずがありません。その変化の鍵が「遊び」だと僕は感じています。

遊ぶように仕事する!

いま、ビジネスをもっと面白く遊ぶための仕事のしかたについて本(人生で2冊目になります)を執筆中で、夏には出したいと思っています。まだどんなカタチになるか見えていませんが、そんな不安定な状態もたのしみつつ、日々の試行錯誤の中から見えてきたことを書き綴っています。このブログも、タイトルを ≪ビジネスは「明日備(あそび)」である≫ から ≪ビジネスとて、遊びこそよけれ~ポストモダンの仕事と経済を創ろう!≫ に変えてリ・スタートしたいと思います。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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