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千明仁泉亭~伝統と革新から生成する価値

もう随分前のこと。逗子を訪れたとき、小高い丘の上にある公園からの海と山の眺めが素晴らしく綺麗でした。

その公園には情景に見事に合致した格調高い文章が立て札に書かれ並んでいました。徳冨蘆花の『自然と人生』の「湘南雑筆」から引用された一句であり、それから僕は蘆花に接近し始めることになります。

『不如帰』などの不朽の名作がありながら、偉大な兄・徳冨蘇峰にずっとコンプレックスを抱き続けていたことなど、人間の弱い部分を大いに持ち合わせていたのも魅力です。

さて、そんな彼が常宿にしていた温泉旅館が、群馬県の伊香保にあります。千明仁泉亭といい、創業五百年(文亀二年)。昨年末、遂にあこがれのその宿に泊まりました(文豪にあやかって本の原稿の最後の部分を書上げました)。古き佳きたたずまいの残る木造三階建ての建物と、絶え間なく湧き出る黄金色の温泉を堪能しました。

ただし、この旅館は伝統ばかりではないのです。同じ建物の中に、とてもお洒落なバー(昼はカフェ)「楽水楽山」があり、おいしいコーヒーを飲みながら贅沢な時間をゆっくり過ごすことができました。

伝統と革新が同居する絶妙のバランス。

誰が?と思って、ネットで調べてみたら、跡取り娘の千明仁泉亭23代目の千明恭子さんの仕掛けであることを知りました。その後、恭子さんには、厚かましさを顧みず、Facebookで「お友達」になっていただきました。

僕はこういう伝統と革新のはざまから生まれ出ずる価値が大好きです。クライアント先でもそんな取組みを沢山していきたいと思っています。
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プロフィール

野口 正明

Author:野口 正明
一人ひとりの想いや行動が、縦横無尽に重なり合うことで、その総和を超える圧倒的なエネルギーや結果が生まれるという“創発”にかかわり続けることがライフワーク。

国内大手食品企業で商品開発、生産管理、人事の仕事を経験後、外資系企業HRマネジャーに転身。2006年より㈱スコラ・コンサルト プロセスデザイナー。

地域コミュニティでも創発を広げるため、自然とアートに恵まれた里山・藤野(神奈川県)へ2013年末移住。特定非営利活動法人ふじの里山くらぶ理事。日本アーツビジネス学会事務局長。

1965年福岡県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。

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